
「自分には、誇れるようなスマートな経歴がない」
「ずっと現場の泥臭い仕事ばかりで、マネジメント経験も浅い」
そんな風に諦めている40代の方へ。
メカニック(整備士)からスタートし、紆余曲折を経て企業の「常務」になり、今は人事をしている私だからこそ伝えられる「真実」があります。
転職市場において、本当に価値があるのは「綺麗な職務経歴書」ではありません。
今日は少し趣向を変えて、私自身の体験談を交えながら「現場を知る人間の強さ」についてお話しします。
この記事の結論
- 事実:「1社目の常識」は、外に出れば「高レベルなスキル」に化けることがある。
- 採用視点:人事は、経歴の綺麗さよりも「人間性(現場との関わり方)」を見ている。
- メッセージ:市場価値を知ることは、あなたにとってプラスでしかない。
目次
メカニック時代の「違和感」が、今の私の原点
私のキャリアのスタートは、自動車のメカニックでした。
当時はまだ「パワハラ」や「セクハラ」という言葉が浸透しきっていない時代。今思えば、職場環境は「超」がつくほどのブラックでした。
ルールがあって無いような過酷な現場。
大きな組織ゆえに、経営層の考えなんて現場には降りてこない。
「こんな社会ではいけない」
「もっと現場が報われる仕組みがあるはずだ」
油にまみれながら、常日頃そう考えていました。
周りの仲間も成長意欲はあるのに、評価されない虚しさを抱えて、半分諦めて働いている。
その時に感じた「現場の痛み」と「組織への違和感」が、皮肉にも後のキャリアで私の最大の武器になりました。
場所を変えた瞬間、自分の「当たり前」が「宝」に変わった
転機が訪れたのは、サービスマネージャーを経て転職をした時です。
次に選んだのは、前職よりも少し規模の小さな会社でした。
そこで私は驚きました。
前の会社では「当たり前にやらされていた業務」や「なんとなく身につけていた知見」が、新しい会社では「とんでもなくレベルの高いスキル」として歓迎されたのです。
- ✅ 仕組みの導入
- ✅ 広告宣伝のノウハウ
- ✅ 現場スタッフの掌握術
これらを次々と展開した結果、私は部長、そして常務へと昇進しました。
私が特別優秀だったわけではありません。「場所(環境)」を変えただけで、私の市場価値が勝手に跳ね上がったのです。
現役人事は、面接で「ここ」を見ている
現在、私は採用する側(人事)として多くの40代と面接をしています。
そこで「スマートな経歴の人」と「泥臭い現場経験の人」、どちらを採用するかと聞かれれば、私は迷わず「両方の話を聞きたい」と答えます。
特に現場上がりの方に対しては、こんな視点を持っています。
🕴 面接でのチェックポイント
- なぜ、その現場にこだわっているのか?(信念か、惰性か)
- 部下や同僚と、どう泥臭く関わってきたのか?
- はたまた、現場から抜け出せなくなっているだけなのか?
ミスマッチを防ぐため、私は面接時間の半分を「仕事の話」、残り半分を「世間話」に使います。
綺麗な経歴書からは見えない、その人の「人間性」や「現場感」を知りたいからです。
まとめ:社内にいると「外の景色」は見えない
もしあなたが今、社内で評価されずに苦しんでいるなら、これだけは伝えたいです。
「社内にいると、他(外)の社会が見えにくくなってしまう」ということです。
今の会社の評価が、あなたの全てではありません。
自分では気づいていないだけで、実は非常に「専門性の高い仕事」をしている場合も大いにあります。
市場価値を知ることは、自分にとってプラスでしかありません。
転職する・しないは別として、まずは「自分の泥臭い経験」が外でどう評価されるのか、確かめてみませんか?
その小さな一歩が、あなたの景色をガラリと変えるはずです。
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